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       スリランカ紅茶探検隊が行く(5)

 3度目のお泊り交渉ならぬ、お見学交渉で、スリランカ紅茶研究所を訪ねた私は、やっとディレクターの面接まで漕ぎ付けることができました。「I love Ceylon tea 」(Ceylon=セイロン)これを話のキーワードに頑張ろうと親切なガードマンの案内でディレクターの部屋に向かいました

 階段を登って廊下を抜けると、真鍮の「DIRECTOR」のプレートが付けられた大きなドアが、ガードマンが開けて入るとそこは、秘書課の部屋。女性職員が出てきて「ここに座ってお待ちください」とのこと。待つこと10分、女性職員がやってきて「come on !」そして私はディレクターの部屋へ案内されました。

 こういう場合、最初に読み取らなければいけないのは相手がどんな人物であるか、それによって即座に対応しなければなりません。「nice to meet you !」手を差し延べながら名前を告げました。ここで、彼は日本に好意的な方だとすぐ分かりました。彼は渡した名刺を見ながら、職業の内容、紅茶との関係、訪問の目的など質問をされました。ここは大切な場面と、私は彼の顔から目を離すことなく英語で説明しました。やがて彼は「分かりました、いいでしょう、ですがこの時間ですと作業は終わっています、機械は止まっていますがいいですか」と見学を許可してくれました。

 この嬉しい返事。そして、そこへ紅茶のサービスが、美味しかった、心に残る一杯でした。そして、さあ見学開始かと思っていたときです。彼がおもむろに「実はひとつご提案があります」と言うのです。


 <つづく>
 
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